福沢桃介と川上貞奴のロマンス

下切地区は下街道沿いで宿のお店や養蚕のお店などがあり、福沢諭吉の娘婿の福沢桃介と日本最初の女優と言われる川上貞奴のロマンスに関わった事がありました。

福沢桃介は明治から昭和初期に活動した実業家であり、衆議院議員も務めたこともある人物です。福沢性なのは福沢諭吉の二女と結婚したので。

川上貞奴は日本一の芸妓として伊藤博文や西園寺公望など元勲からひいきにされ、芸事に優れ日本最初の女優と言われております。

1922年7月から現在岐阜県恵那市にある大井ダムの建設が始まり、その頃には二人並んで公の場に姿を現し、大井ダムの現場にも貞奴が赤いバイクを乗り回し現場を訪れたという記録もあります。

この時、桃介はダム現場近くにおり、貞奴は美濃加茂にいたとされていて、桃介が貞奴に会うために途中釜戸の下切地区の橘屋さんや清水屋さんによってお茶を飲んでお話をしていたと地元の方々の言い伝えがあります。

下切区は下街道沿いに集落があり、下街道は交通の往来が多かったのでこのような事があったのですね。

 

 

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